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What An Amazing World ! +++ 雑感 +++

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“成長”を追うことよりも自然な、“日々の記録”


浅田真央、15歳


浅田真央、16歳
(宇都宮直子:著 文藝春秋:刊)

2006年4月、2007年9月。
ほぼ1年をおいて出版された上記書籍を、それぞれ発売直後に読みました。

全体的に“甘甘”でラブリーな体裁で、手にするのはちょっとためらう感じかなぁ。私には。
もっとも、ネットショップで買ったので、その辺りのハードルはあっさりクリアしましたが(笑)。

『15歳』のほうが写真が多めで、文字が少ない印象でした。
読んだ当時、読み物としては正直、物足りないと思いました。
著者の筆によって綴られている真央ちゃんの言葉はとても感覚的で、著者の補足説明が必要な状態。
『16歳』は世界選手権の章の書き下ろしのほかは、今年の『オール讀物』に2回掲載されたものなので、『15歳』と比べると、読む部分が多いです。

真央ちゃんの滑りは、非常にふわふわと軽やかで、観る者を幸せな気分にさせてくれます。
雑誌などのインタビュー、競技会でのインタビューでの口調などから垣間見える“人物像”も、同じようにふわふわしていて、重さを感じさせないものでした。
スケートに特化した純粋さ:余分なものが入っていない、まさしく「純水」のような。

ノービスからジュニア、シニアととんとん拍子できて、なおその印象が抜けないところでは、その純粋さが次第に、私には歯痒い物足りなさになってきていたと思います。

良くも悪くも「子どもっぽい」、そこをどう変化していくのだろうと思っていました。

『15歳』では、そういう、真央ちゃんの子どもっぽさを再確認したような印象でした。
でも『16歳』では、より“アスリート”として変化してきた真央ちゃんを感じることができました。

著者の文章の書き方は、身近にいながら、決してベッタリせず、時に突き放した調子のこともありますが、本人の普段の言動、家族が話していたことなどをまとめたスタイルなので、その「第三者」としての距離感が心地よいです。
もちろん著者の主観で語られる部分もたくさんありますけどね。
真央ちゃんを「赤ちゃんのようだ」と評するところは、なるほど納得でした。

来年、再来年と続いて刊行されていくのでしょうか。
どうなのか私には分かりません。
ただ、『15歳』の時には「とりあえず読んでおくか」程度の気持ちで手に取ったのですが(笑)、『16歳』では明らかに違う、成長の記録として、面白く思えてきました。

本人の筆による「自伝」は、アマチュアを引退してからでも遅くはないでしょう。

今はあくまでも「選手」として、氷の上でのパフォーマンスで人物を判断したいです。
昨季終盤には「またハバネラかぁ」みたいな、成長に戦略が追いついていないような印象もありました(実際、身体もどんどん大きくなってましたし)。
ところが、今季最初に観た野辺山最後のショー。
「まだこんなにも伸びしろがあったのか」と感嘆するほかないほど、明らかな変化を見せてくれた浅田真央という選手を、これからも客席やテレビの前で観られる喜び。

今はそれを楽しみたいと、上記書籍を読んでいて思いました。

『16歳』巻末に載っている「ロシア」についての話は、いずれ出るかもしれないこのシリーズ(『浅田真央、17歳』とか?)を待つまでもなく、動いているところや、オフィシャルサイト、本人へのインタビューなどからわかりますね。

最新のインタビューは、『日本女子フィギュアスケート公認ブック2007-2008』(マガジンハウス)で読めます。
日本女子フィギュアスケート公認ブック2007-2008 日本女子フィギュアスケート公認ブック2007-2008
(2007/10/12)
マガジンハウス

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この本についてもごく手短に印象を。
村主章枝選手のロシア話、鈴木明子選手のスケートにかける思い、拠点を京都から東京へ移した太田由希奈選手、それから、日ス連のクールマイヨール合宿の特集が、特に興味深く読めました。
いちばん印象的な写真は、鈴木明子ちゃん63ページ左上「ファイヤーダンス」。
大好きなプログラムです。
今季も続行とのことですが、中部ブロックでは最終グループ途中で帰らなくてはならず、観られませんでした。最後に観たのは、今年1月の国体でした。
是非もう一度生で観たいと思っています。

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